聖者たちの宴〜趣味に生きる高等遊民の日々〜

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<<   作成日時 : 2015/05/17 23:10   >>

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とてつもなく久しぶりの更新だがいかがお過ごしだろうか。
枕不倫である。

長い間ほったらかしにしといてアレであるが、今回はショート更新としての記事である。
なお、この記事のきっかけとなったカイワレ氏にこの場を借りて感謝を述べたい。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

私もサラリーマン生活を始めて3年目に突入する。
その中で時折お客さんと話している中で気になる言葉がある。

客「最近のお勧めって何かあるの?」

枕「今回の○○は若手社員向けに〜〜な効果を狙っているんです」

客「なるほどですね〜


ん?


・「なるほどですね」ってどういうことだよ

この言葉、ビジネス上よく聞く・使う言葉なんではないかと思う。
個人的には以下の場面が思いつく

1:上司、またはお客との会話の中で相手の話に同意や理解を示すときのあいづち
2:特に理由はないが、相手に「話を聞いていますよ」という姿勢を見せるため
3:相手の要求・要望が受け入れられるものではないが、まずはその話を受け止めたというサイン

上記場面をまとめると「あなたの話を受け入れる、または受け入れないなどは別にする。ただあなたの話はちゃんと耳に届いているし、内容の理解は出来ています」というアピールの色が近い。

ただ、「なるほど」という言葉に対しては次の疑問が浮かぶ人もいるだろう。


・そもそも「なるほど」って使っていいのか

まず私の勤め先(企業・団体への研修講師派遣会社)ではこの言葉を客との会話上連発すること、使用することはあまり望ましいものではない。
現在所属している営業部署の元部長(現違う部署の部長)が、過去に「なるほど」を取引先との会話で連発する営業部員に対して
「おまえは評論家か!」
とやんわりと指摘したことが元で、現在でも使用があまり好ましいものとされていない。

理由としては上から目線の言葉に聞こえる、ということだ。

また、某広告代理店に勤めている大学時代の同期が「なるほどですね」について広告業界的ルールとすると「なるほどで止めると体言止めになる。それは命令形にあたるので、ですねをつける」というようなことを言っていた。


「なるほどですね」は失礼? 会社での正しい言葉の使い方(http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0406&f=column_0406_007.shtml

とこういう記事もあるくらいだから「なるほど=あまり敬語の機能を持ち合わせていない言葉」という認識が高いということだろう。

・なるほどと言いたくなる「なるほど」の本当の姿

http://d.hatena.ne.jp/kazsa/20130203/1359870851

まずはこれを見てもらえればある程度の解説は分かってもらえると思う。

「なるほど」というのは

1:副詞(自立語で活用がなく、主語にならない語のうち、おもに用言(動詞、形容詞、形容動詞)を修飾することば(連用修飾語)。名詞や他の副詞を修飾することもある。出典:Wikipedia)

2:感嘆<感動>詞(感動、応答、呼び掛けを表し、活用がなく、単独で文になり得る語である。主語、述語、修飾語になることも他の語に修飾されることもない。出典:Wikipedia)

ということであり、そもそも「ですね」をつけるのは文法上間違いなのだ。

※この定義だけを見ると上記の友人の「体言止めは〜」のくだりから、「なるほど=名詞」という広告業界の認識は間違いである。体言とは名詞・代名詞という自立語で活用がなく、主語になる品詞だ。まぁ違いが主語になるかならないかだけで、そもそも日本語における品詞の分類はあまり現実的ではないと思う。「ビールの美味い、を変える」のように品詞の変な活用を生みだしてしまうことが許容される言語だし。



・結論として「なるほど」「なるほどですね」はどうなのさ

「あなたの話を受け入れる、または受け入れないなどは別にする。ただあなたの話はちゃんと耳に届いているし、内容の理解は出来ています」

というニュアンスを伝えたい言葉として、「なるほど」は品詞の使用法として間違いではない。
ただ「なるほどですね」は文法上間違っているし、そもそもそうした知識がなくとも一瞬「もやっと」とした感覚を相手に覚えさせるものである。

そして、「なるほど」という言葉には上から目線で言われているようなニュアンスを感じやすい。
なので言いかえ可能な表現があるなら言いかえ表現(「おっしゃる通りです」等)を活用した方が無難。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

今回の内容を考えて行くうちに分かったことなのだが
「ビジネス上の正解と、学術的な正解は概ね乖離している」ということ。

本来「なるほど」には尊大な言葉づかいという用法やら機能性はないのにそれを「上から目線」だとか「評論家みたい」と感じる人間がいるという事実がある。
この辺りは恐らく上記弊社部長の「お前は評論家か」という発言や、「なるほど、〜〜は」という新聞の論説・昔の小説における地の文など、硬い表現を表すために使われることが多かったというのが理由なんじゃないだろうか。

言語というものは変化していく以上、「昔からこう言っていたから!!」だけで押し通すには無理が生じる。
ただ考えなければいけないのは変化していくのだから「じゃあ本当はどういうことなんだろう?」と原典・正典みたいなものに辿り着くことを忘れてはいけないということだ。
また、ビジネスという世界は「正しいかどうか」ではなく「周りが考えている常識にちゃんとついてこれるか」という要素も非常に強い。
柔軟にその辺りを適応させていけるかも重要なポイントだろう。


ビジネスってめんどくさい(オイ



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